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付録:
本サイトにおける寸法・角度の定義 …(VC)

ここでは、各章の図中で用いられる寸法・角度の定義方法について解説する。

  • ​寸法表記

[1] 1次元ベクトル表記について

片側の終端がドット、もう一方の終端が矢印で示される線分を、方向をもつ一次元ベクトルとして扱い、その詳細は以下のように定義する。

・上下方向であれば、上向きのベクトルが持つスカラー量は正の値、下向きのベクトルが持つスカラー量は負の値である。

・左右方向であれば、右向きのベクトルが持つスカラー量は正の値、左向きのベクトルが持つスカラー量は負の値である。

​・各ベクトルが持つスカラー量に-1を掛けることは、ベクトルの始点と終点を入れ替えて向きを反転させることを意味する。

​このように、向きを符号で表すことで一次元ベクトルをスカラー量として扱うことができる。あるベクトルのスカラー量を A とし、向きに応じて A(+) > 0, A(−) < 0 と定めると、スカラー量とベクトルの関係は 以下のように整理される。

​横方向の場合:

​縦方向の場合:

付録_005.png

[2] 方向を持たない絶対値寸法

両端が矢印で示される線分は、方向をもたない絶対値寸法として扱う。
この表記で示される寸法のスカラー量は常に正であり、上下左右だけでなく、斜め方向を含む任意の方向の長さを表すことができる。

付録_006.png
  • 角度表記

[1] 符号付き角度について

片側の終端がドット、もう一方の終端が矢印で示される角度を、回転方向を区別するための量として扱い、その詳細は以下のように定義する。

​・時計反対周りの角度が持つスカラー量は正の値、時計周りの角度が持つスカラー量は負の値である。

​・各角度が持つスカラー量に-1を掛けることは、角度の始点と終点を入れ替えて向きを反転させることを意味する。

​ある角度のスカラー量をφとし、φ(+)>0、φ(-)<0 としたとき、角度の方向とスカラー量の関係は以下のようになる。

付録_001.png

なお、回転方向による符号の正負は流儀によって異なるため、それに基づいて導出される式や結果も、採用した定義に依存する点に注意が必要である。

[2] 方向を持たない絶対値角度

両端が矢印で示される角度は、方向をもたない絶対値角度として扱う。この表記で示される角度のスカラー量は常に正であり、回転方向の区別を含まない純粋な角度として解釈される。

付録_007.png

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