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付録:
1次元ベクトルと角度の方向と符号の定義について

ここでは、各章の図中で用いられる寸法・角度の表記で方向性があるものにおいて、その定義について解説する。

  • 1次元ベクトルの方向と符号について

1次元のベクトル表記を以下のように定義する。

・上下方向であれば、上向きのベクトルが持つスカラー量は正の値、下向きのベクトルが持つスカラー量は負の値である。

・左右方向であれば、右向きのベクトルが持つスカラー量は正の値、左向きのベクトルが持つスカラー量は負の値である。

​・各ベクトルが持つスカラー量に-1を掛けることは、ベクトルの始点と終点を入れ替えて向きを反転させることを意味する。

​あるベクトルのスカラー量をAとし、A(+)>0、A(-)<0 としたとき、スカラー量とベクトルの関係は以下のようになる。

  • 角度の方向と符号について

角度の方向と符号を以下のように定義する。

​・時計反対周りの角度が持つスカラー量は正の値、時計周りの角度が持つスカラー量は負の値である。

​・各角度が持つスカラー量に-1を掛けることは、角度の始点と終点を入れ替えて向きを反転させることを意味する。

​ある角度のスカラー量をφとし、φ(+)>0、φ(-)<0 としたとき、角度の方向とスカラー量の関係は以下のようになる。

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